イングランド7 J・グリーリッシュ

サッカーの母国イングランドで育った25歳。家系の構造上アイルランド国籍も持つ。U-21まではアイルランド代表選手。その顔立ちの良さ プレースタイルから魅了されない人はいない。その反面 ソックスが短くだらしがないと言う意見が絶えない。理由がある。彼のふくらはぎは幼少期から太かった。通常のサッカーソックスをはいて 痛みが出る程。大人になった今でも特注のソックスに子供用のすねあてを着用しプレーをしている。絶対に安易にマネをしないように。地元ノッティンガムに本拠地を置くアストンヴィラの下部組織で育ち 16歳でプロデビュー。デビュー後は数年 結果を出せなかった。戦力外で他チームにローン移籍。数年かけてアストンヴィラに帰還。するとチームは2部降格。自信を失い続けた。そんな中 同郷のレジェンド ジョン・テリーがアストンヴィラ加入。グリーリッシュのメンタルは変わった。テリーから学んだグリーリッシュはキャプテンとしてチームを1部昇格へ導いた。1試合平均の被ファール数4,42回は欧州一の記録。ボールの持ち方 ポジショニングがその数字を叩き出す。ゴール数アシスト数は中の上。それ以上にチームに貢献し続ける若者は辿り着いた。EURO2020の決勝戦が目の前に。幼い頃に亡くなった弟キーラン君に2個目となるトロフィーの誓いを胸に闘う彼を応援したい。